Attachment

「心筋の収縮力を増強させる強心剤、血液の量を減らして心負担を軽くする利尿剤、血液の流れをよくする血管拡張剤を投与し、
一旦様子を見る・・・・という事で、どうでしょうか?」

橋爪の説明に、他のドクター達が頷き理解を示している中で、凛としたその声が響く。

「他、抗不整脈剤・・・抗血液凝固剤と言ったところですね・・・・」

「僕は、今すぐ 開心術をすぐに行なうべきだと思いますね。 まあ、弁形成術と、弁置換術、どちらにすべきは今のところ判断出来かね、開いていてから決めると言う感じですけれど。
早ければ早いほど良いのでは・・・・?」

三浦が静かな声で橋爪の意見を、そっと優しく否定する。

「薬の投与で症状を緩和し、進行を抑制させれば、良いのではないでしょうか?」

橋爪が三浦の顔を見つめた後、手元のデータに視線を落とし、そう言った。

どちらも互いを尊敬しあっている事は、傍で見ていてもよく分かる。

尊敬しあい、その上での切磋琢磨で、互いの存在を尊重し必要としあっている。




自分の知らない紫乃が、そこにいた。

自分には分からない・知りえない  
そんな世界の中心で、紫乃は戦い凌ぎを削り、そして笑っている。

満足感に満ちた表情は、
自分の知りえない・・・・彼だけの時間が確かにあるのだと、初めて知らされた気がした。




換気の所為か、それともエコを考えてのドアの開放か・・・・。

どちらにしても廊下に零れてきた声も
そっと覗いた表情も

全ては西脇に見せる表情とは全く違っていて。



西脇は

胸のあたりがちくりと痛んだ気が、した。

執着心など、自分には皆無で無縁のものだと、思って・・・・きたのに・・・・。






GDSS第二弾です。
多少短すぎても(・・・・多少・・・?)OKだし(?) 書き逃げ〜 的な感じで楽しんでしますが、如何でしょうか?
ちょっと乙女な西脇さんでした(笑) ←想像するとキモイ(大笑)

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://onyxsapphi.blog71.fc2.com/tb.php/124-ef621095


Powered by FC2 Blog